第8話「ついに乗ってしまった」の巻
忘れ物はないか。
指さし確認、たぶん10回くらい(笑)
集合は神戸ポートターミナルに08:30〜10:00。
何かあって乗れなかったら、うん百万円が水の泡である。
それだけは避けたい。
というわけで、余裕を持とうとして、持ちすぎた。
08:00到着。
……早すぎた。まだ受付、始まってない(笑)
でも、これでよかった。
というのも、10:00に5分遅れてきたご夫婦が、あっさり
「受付終了しました。横浜でお待ちしております」
と言われたらしい。
ま〜じ〜で〜!(後で知った嘘のような本当の話)
受付開始。
いよいよか!どれほど時間がかかるのか?
と身構えていたら、
「ようこそ〜」
紙切れ1枚、そしてパスポート確認。以上。
……え、それだけ?
荷物チェックなし?え、そんな感じ?
鉄砲、密輸できたな。……いやいや、だめだめ(笑)
そこを抜けると、船内クルーのみなさんが
「Welcome!」
と迎えてくれる。
一気に“異国感”。
日本人、ほとんどいない。
急に「ほんまに旅が始まるんや……」感が増してくる。
さらに
「お荷物をお運びします」
と、自分の部屋へ案内してもらうのだが、
はい、ここで早くも問題発生。
船、でかすぎる。
もう、すでに迷子(笑)
そんなこんなしていたら、
なおちゃん、明日香ちゃん、洋平さん、幾島先生が、
見送りに来てくれた。
その顔を見た瞬間、
ちょうど1年前を思い出した。
「この船、来年は自分達が乗るんだよ〜」
そう言いながら、
私達は見送る側に立っていた。
それが今日は、
船の上。
見送られる側。
なんだか不思議で、
知ってる顔が見えたら、急にうるうるしてしまった。
7階デッキから、ぶんぶん手を振る。
そう叫んだ、そのあとだったか。
気づけばもう、船は離岸していた。
あれよあれよという間に、
港が遠ざかっていく。
ほんまに……
乗ってしまった。
地球一周する船に。
夢みたい。
でも現実。
いや、現実みたいな夢みたいな、でもやっぱり現実。
時間差でじわじわ高揚感が押し寄せてくる。
もう引き返せない。
ほんまに、始まってしまったのだ。
さて。
この先、どんな珍道中が待ち受けているのか。
近藤家の107日間、地球ぐるり珍道中!
いよいよ開幕。
🌀To Be Continued🌀